2009年1月28日水曜日

アコースティックギターのピックアップ

[FISHMAN/RARE EARTH BLEND]
 

先日購入したアコースティック・ギター用のピックアップを  
25年連れ添ってきた某、国産ギターに取り付けます。
 
ピックアップは、FISHMAN(フィッシュマン)/RARE EARTH BLEND 
 
本来ならギターショップの職人さんにお任せすれば
もっと綺麗に仕上がるんだろうけど
今回は敢えて、自分で挑戦してみることにしました。
 
上記のプラグをエンドピンの穴を拡張して取り付けます。
プラグ径は12mm。エンドピンの穴ははるかに小さく、ドリルで拡張します。
 
使用する工具は
12mm用ドリル
面取り用精密やすり
サンドペーパー100番及び400番
などなど
  
ついでに・・・長年使用してきたギター・・・
弦高調整にサドル高を削ります。

ギター表面の板は、弦の張力で経年変化し
反ってくることによって少しずつ弦高が高くなります。
そこで、サドル(下写真の白い部品)の高さを削ります。
弦高が高すぎると弾きにくくなるばかりでなく、
ハイポジションでの音程の狂いにつながります。
 
ウチの愛器は、12フレットで約3mm程度の弦高がありました。
かなりやばい数値です(泣)
目標は理想の2.5mm!
 
今日はサドルを1mm強程度削ります。
 

サドルを外し、削りシロにしるしをつけ、
100番の粗めのサンドペーパーで削り調整します。

  
次にいよいよエンドピンの穴あけです。
緊張してきました・・・・
 
エンドピンはニッパー等で引き抜くだけ。
穴の周りを面取りし、マスキングテープで保護します。
ドリルをゆっくりと回し、ギリギリといやな音を聞きながら
ある程度ぶれなくなったら一気に貫通・・・
 
面取りの時に少しキズをつけてしまいました・・・


何はともあれ、これで大きな山は越えました。
 
サウンドホールから手を突っ込み、ピックアップのプラグを挿入。
エンド部分の保護部品から、プラグの頭が少し出るくらいに取り付けを調整し
写真のようになりました。


 サウンドホールにマグネティック・ピックアップの取り付けをし、
ボディ内部の配線引き回しをしたあと弦を張りなおします。
 
弦高も低くなり、バレーコードも押さえやすくなりました。
 

このピックアップの特徴は、マグネティックとコンデンサマイクの音をブレンドし
好みに調整できるところです。
マグネット側に調整していくと、エレキっぽく、
コンデンサに近づけるとアコースティックに・・・
これからやる曲で、どんな音を出してくれるか!?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大切な楽器に工作・・・・・
慎重にね

私は、自信ないなぁ  不器用だし。
また聴かせてください。手作りのサウンド

kandy さんのコメント...

初めて楽器に手を加えました。
このギターで人前で演奏したことは
学生時分に一度きり・・・

日の目を見ないこの愛器を
どうか晴れ舞台に・・・

それにしても、スタジオが待ち遠しいです。