2009年4月26日日曜日

懐かしい風



またまた 子どもの頃の話・・・
 
うちの家は、おそらく昭和に入る前から建ってたんじゃないかと
思われる、いわゆる”茅葺古民家”でした。
 
その家の裏には・・・青々とした竹やぶがあった。
 
少し風が吹くと、ざわざわと葉擦れの音があたりを包んだ。
冬に雪が降ると、雪の重みで大きくお辞儀をしたようにしなる。
小学校へは雪の重みで竹が作った
竹のトンネルをくぐり登校した。
 
春には祖母が先頭に立ち、大きな鍬を持って筍掘りをした。
 
筍をなかなか上手に見つけられなかった・・・
 
祖母は笹の葉が降り積もった地面から
ほんの少し、顔を出すか出さないかくらいの
”食べごろ”の筍を見つける名人だった。
 
山椒の葉をたくさん採って佃煮にし筍と一緒に食卓に並ぶと、
大好きな春がまた来たんだと実感した。
 
 
 京都は木津市にある古民家・古材家具を取り扱っておられる
CAFE AO TAKE
 
その名のとおり、こちらの裏手には綺麗な竹やぶがあった。
懐かしい葉ずれの音を聞きながら
中国茶をいただいた。
 
 
独特の茶器、鉄瓶。
清涼感のある清清しい香り。
 
夏、今度は縁側でまったりとしたいなぁ・・・
そんな場所です。
 
今回は・・・春を感じてきました。
 
 
AOTAKE

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