2009年10月24日土曜日

広島にて



先日、会社の同僚達有志と広島に行きました。
 
2日目の朝、同僚達は出発までの時間、ゆっくり寝ているだろう・・・と
(その日の行程に行き先として決まっていたのですが・・・)
一人、秋晴れのとても清清しい朝の時間帯に
一足先に平和記念公園まで出かけた。
 
この場所に居ると、64年前の夏の日を強烈に感じざるを得ない。
一瞬の出来事だったのだろうか・・・
その一瞬はどのくらい長く感じられただろうか・・・
今、こうしてここにいて感じること、
朝の光に包まれて清らかな空気を吸い込んだこの一瞬。
この一瞬もあの時から続く時間の一部だと思うと
信じられないほど感覚が研ぎ澄まされピュアな心持になる。
 
 
 

↑  
元安川対岸には、原爆ドームの
被爆前後の比較が出来るモニュメントが・・・ 
 
 
 
この地には、元安川と太田川、二つの大きな川が合流する。
そのために出来た扇状の地に平和記念公園はある。
川の合流地には、”相生橋”と言う橋が架かる。
この相生橋は、二つの川と扇状地に架かるため
上空から見ると、”T”の字に見える。
それが爆撃時の目印になったそうである。
 
なぜ広島に原爆が落とされたのか・・・
 
いまだにそのことが、戦争を早く終らすことができた・・・
と、考えられていることは
日本人としては許せない感情になってしまう。
 
ある若い人が原爆ドームを見て
”なにがあったんですか?”
とたずねたそうである。
原爆ドームの傍らに咲く花を見て、
いろんなことがあまりにも忘れられ、
軽んじられることが寂しく思えた。
  
僕にできることは何だろう?
いろんなことを考えさせられた朝になった。
 

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