2009年9月17日木曜日

夏の終わりと秋の気配

9月になると思うこと。
 
強烈な夏の日差しや蝉の鳴声が止むと
朝夕の空気がひんやりと心地よい。
田は金色の輝き。
頭(こうべ)を垂れた稲穂の脇に
この時期なると約束したかのように咲き始める彼岸花。
風に揺れる秋桜と赤とんぼの群れ。
雲はちぎれて高く飛び
露に濡れた雑草さえも名脇役になる。
月が輝く夜長を秋の虫が鳴きとおし
燕はいつの間にか姿を消す。
 
夏の終わりと秋の気配
少しだけ寂しさを感じつつ
日本の一番美しい季節を楽しみたい。
 



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